離婚を機に実家へUターン!親の家を「相続」する前に
こんにちは。福井市近郊で不動産相談を承っております、
SARABASE.estate(サラベース)の女性宅建士、川崎です。
離婚が決まったとき、これからの生活や子育てを考えて、
「福井にある実家に戻ろう(Uターンしよう)」と決意される女性はとてもたくさんいらっしゃいます。
ご両親が近くにいて、子育てをサポートしてもらえる環境は、新しいスタートを切るシングルマザーにとってこれ以上ない心強い味方ですよね。
しかし、実家に戻って暮らしを共にする、あるいは将来的にその実家を「引き継ぐ(相続する)」ことを見据える場合、あらかじめ知っておかないと後々トラブルになる不動産の落とし穴があります。
今回は、離婚を機に実家へUターンする方が、将来の「相続」で困らないために今から知っておくべき注意点を分かりやすく解説します。
離婚後の実家Uターンで直面する「3つの不動産・相続トラブル」
「親の家だから、私がそのまま住み続けて将来もらえばいいよね」と簡単に考えていると、いざその時が来たときに、親族間で大きな揉め事に発展してしまうことがあります。
1. 兄弟姉妹との「財産分与(遺産分割)」で揉める
実家を相続する際、あなたに兄弟姉妹がいる場合は要注意です。たとえあなたが実家に戻り、長年親の面倒を見ていたとしても、法律上は兄弟姉妹にも平等に相続する権利があります。
「家(実家)はあなたが継ぐなら、その分の価値(現金)を私にちょうだい」と他の兄弟から主張されたとき、実家以外に分ける現金がないと、最悪の場合「実家を売却して現金化し、みんなで分ける」ことになり、住む場所を失ってしまうリスクがあります。
2. 実家の「リフォーム代」は誰が払う?
「子供部屋を作るために、実家をリフォームしよう」となったとき、親名義の家のリフォーム代をあなたが全額支払う場合は注意が必要です。親名義の建物に子供がお金を出して大幅なリフォームを行うと、税法上で「親への贈与」とみなされ、思わぬ税金(贈与税)がかかってしまうことがあります。また、将来実家を他の兄弟と分ける際にも、リフォーム代の扱いを巡って揉めやすくなります。
3. 将来の「実家じまい」の負担を一人で背負うことに
福井県内でも、親世代が建てた大きすぎる一戸建てを、次の世代が維持・管理していくのが難しくなるケースが増えています。
将来、親が亡くなった後にその広い実家をどう処分するのか(売るのか、住み続けるのか)の判断や、維持費(固定資産税や雪対策の費用)の負担が、実家にいるあなた一人に重くのしかかってくる可能性があります。
安心して実家に戻るために、今からできる対策
実家へのUターンを最高の再出発にするために、以下の2つのポイントをご両親とあらかじめ話し合っておくことをおすすめします。
- 家族会議を開き、将来の意思を確認しておく
「将来、この実家は私が引き継いで住み続けたい」という意思を、ご両親だけでなく兄弟姉妹にもあらかじめ伝えておき、家族全体の共通認識にしておくことが一番の予防策です。 - 親に「遺言書」を書いてもらう
確実を期すのであれば、ご両親が元気なうちに「この実家は、同居して子育てを頑張る娘に相続させる」という旨の遺言書を作成してもらうのが最も安全です。
まとめ:実家の未来も含めて、まっさらな土台(ベース)をつくりましょう
離婚後の暮らしを守るために実家に身を寄せることは、とても素晴らしい選択です。だからこそ、その場所が将来のトラブルの種にならないよう、今のうちから少しだけ「先の不動産のこと」を考えておくことが大切になります。
「実家の名義や、将来の相続がどうなるか不安」「実家に戻ってリフォームしたいけれど、税金面で損をしない方法はある?」
サラベース(SARABASE)では、離婚時の住まい探しだけでなく、実家へのUターンに伴う不動産の疑問や、将来の相続・売却に関するご相談にも幅広く対応しています。
福井市近郊に密着した女性宅建士として、あなたと、あなたを支えるご家族みんなが笑顔でいられる「まっさらな土台(ベース)」づくりをお手伝いします。どんな小さなお悩みでも、まずは一度お気軽にお聞かせくださいね。
